スパイダーマン：ホームカミング （字幕版）

星１つは酷評と言われるかも知れないが、本作は手を抜いている感が否めない。 代名詞といえるスウィングシーンも特に無く、ヴィランとの戦いもどこかあっさりとしていて迫力がない。一作目だからといって、単なるヒーローの自己紹介映画が観たいわけではない。 続編や他作品とのクロスオーバーが前提とか、そんなものは関係ない。 1つ1つの作品にもう少し深みを持たせて欲しい(アベンジャーズ全体に言えることだが)。 アベンジャーズ関連作品全て悪いというわけではないが、1つの作品を盛り上げるために複数の作品からは持ち味を奪うのは面白味に欠ける。 この兼ね合いの解消が難しいのは察するし理解もできるが、本作は許容し難い浅さだった。 今後も製作は続いていくだろうが、他作品一作目はこうならないように頑張って欲しい。 ちなみにFFHは良かった。一作目で力を入れててもファンにうけていたと思う。

シリーズ最低のキャスティング、シナリオ、演出です。 特にシナリオが悪いんでしょうか、ピーターのキャラクターが うざったく、ピーターだけでこの作品全体をダメにしていた 感があります。ピーターの友人についても、そのキャラクターには 見ていながらうんざりでした。 この二人が、全編を通じてギャーギャー騒いでいるだけ。 途中で見るのを何度もやめようかと思いましたが、 UHDでレンタルしたので勿体なく、何度か中断して休憩しながら 何とか消化した次第。 映像技術・効果は大変良いので、非常に残念な作品です。

とにかく騒がしくてテンポ良くて楽しい。でも、これを名作たらしめるのは前5作品とMCUがあるからこそ。シンプルに感情移入しやすいライミ作品やアクションだけはやたらとカッコいいウェブ作品にお腹一杯と感じてこそ、今作の『何をやっても失敗→笑い』や『現実的にあるある』パターンが観客を満足させるんだと思う。レギュラーが白人メインだったこれまでに比べると、有色人種ばかりの今作はまた違う楽しみになったけど、中国経済を視野に入れてるからかな～と複雑な気分。『バードマンあるいは～』を観てからだと尚更キートンがヴィラン役で良かったと心底思った。ただ、失敗が多すぎてスカッとし辛かったことと、学生なんだからヒーロー活動で青春を無駄にし過ぎだったのは残念。スパイダーマンを全く観たことない人にはオススメしないけど、MCUもスパイダーマンもほぼ観てるって人には「こんなスパイダーマンもありだよね」って楽しんでもらえること請け合い。