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チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸

2011 • カンテレドーガ
4.0
31 reviews
Eligible

Season 1 episodes (12)

1 1 心不全トリックの謎
7/12/11
ある朝、東城医大病院心療内科の特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)は、路上のゴミ置き場で男性の遺体を発見。刑事の玉村誠(中村靖日)とともに現場に駆けつけた警察の嘱託医は、路上生活者とも見える男性の服装から事件性のない"衰弱死"と断定した。
だが前夜、現場で不審な男たちを目撃していた田口は、CTやMRIで撮影して遺体を傷つけずに死因を調べるAi(死亡時画像診断)での検死を提案。まもなく、東城医大のCT室で検査された遺体から不審な点が見つかり、法医学教室の准教授・笹井スミレ(小西真奈美)が司法解剖を行うことになった。その結果、男性は"溺死"と判明。何者かが別の場所で溺死させ、路上に遺棄した殺人事件である可能性が浮上する。
同じ頃、厚生労働省では、白鳥圭輔(仲村トオル)が警察庁情報統括室の室長・斑鳩芳正(高橋克典)や法医学の教授らを前に、東城医大に初の「Aiセンター」を設立する計画を報告していた。白鳥は、死因不明で発見される遺体のほとんどが司法解剖されず、死因や事件性の有無が慎重に究明されないまま"心不全"として処理されていると指摘。死因のわからない全ての遺体にAiを行うセンターの必要性を説く。ところが斑鳩と教授らは、Aiで死因が特定されるようになれば法医学の解剖は存在意義をなくし、警察の捜査も威信を失うと猛烈に反発。
数日後、白鳥は東城医大でセンター設立のための委員会を招集。その席上には田口、Aiの第一人者・島津吾郎(安田顕)、笹井のほかに白鳥の動きを警戒する警察庁刑事局審議官の北山錠一郎(尾美としのり)と腹心の捜査官・宇佐見壮一(福士誠治)らがいた。センター長人事を巡り議論が紛糾する中、白鳥の提案で田口がセンター長に担ぎ上げられてしまう。
一方、センター設立の準備に動き出した島津は、東城医大に最新の縦型MRIを設置。システムエンジニアの友野優一(矢柴俊博)を招き、導入に着手する。ところがその矢先、思わぬ事件が発生した。MRI室で徹夜の調整作業を行っていた友野が遺体となって発見されたのだ。第一発見者は島津だった...。
2 2 Aiが見逃した殺意
7/19/11
東城医大放射線科のMRI室で、導入したばかりの最新MRIの調整を行っていた友野(矢柴俊博)が遺体となって見つかった。第一発見者の島津(安田顕)によれば、見つけたときにはすでに死後硬直が始まっていたという。白鳥(仲村トオル)は殺人事件の可能性があると考え、警察に通報。ところが、刑事の玉村(中村靖日)とともに駆けつけた検視官は事件性のない心不全と診断する。
この鑑定に田口(伊藤淳史)と白鳥は異議を唱える。徹夜の作業にも耐えられるほど元気だった友野が突然死するとは考えにくい。そしてなにより新設されるAiセンターには不可欠な、最新MRIを調整できる数少ないエンジニアの友野が、調整完了を目前に亡くなったことに白鳥は不審を抱いていた。2人は事件性があると強く訴え、司法解剖で死因を究明するよう主張する。
だが、2人の訴えは聞き入れられず、解剖は却下された。検視官は死亡推定時刻を昨夜9時前後と判断。1日も早くAiセンターを稼働させたい島津に作業を急かされ、徹夜が続いていたことによる過労死の疑いがあることをほのめかす。友野の上司から責められた島津はAiによる死因究明を主張。
田口、白鳥が立ち会う中、島津によるCT検査が始まった。そこに、まるで偵察するかのように北山(尾美としのり)と宇佐見(福士誠治)も現れる。全身くまなく画像を撮るが、不審な点は見つからず、過労死によくある脳出血も見られなかった。白鳥は再び解剖を提案するが、友野の母親から「息子の体を傷つけたくない」と拒まれてしまう。
その数日後、田口は友野の葬儀に参列した。参列者の中には宇佐見もいたが、島津の姿はない。島津は警察からAiセンター第1号の症例となる遺体鑑定の依頼が来たと色めき立ち、参列を断ったのだ。そんな島津の非情さに納得がいかない田口の目の前で、友野の遺体は死因不明のまま火葬炉に吸い込まれていき...。
3 3 偽りの死亡時刻
7/26/11
MRI室で謎の死を遂げた友野(矢柴俊博)の死亡推定時刻の3時間後に、友野の名でパソコンにログインした人物がいたことを突き止めた田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)。まもなく、白鳥はログインしたのが友野自身だったことに気づく。パソコンには高度な技術を要するMRIの磁場調整を行った記録が残っており、その作業ができる人物は友野以外にはいないのだ。
白鳥は友野が死亡推定時刻にはまだ生きていたと推測し、検視官が何らかの理由で鑑定を誤ったのではないかと田口に告げる。翌日、病院にやって来た宇佐見(福士誠治)に2人はこのことを報告した。さらに笹井(小西真奈美)を訪ね、検視官が死亡推定時刻の鑑定を間違えるケースがあるとすれば、どのような理由からなのかを聞き出そうとする。
そのとき、笹井は警察から依頼された遺体の司法解剖を行っていた。遺体は殺害された可能性があったが、解剖で一酸化炭素中毒による事故死と判明。笹井はこの遺体のようなガス中毒死の場合、Aiで画像を見ただけでは死因は診断できないと白鳥に断言する。そして、この言葉をヒントに白鳥にある推測が浮かぶ。友野の死因もガス中毒で、島津(安田顕)がAiで異常を見つけることができなかったのではないか...?
白鳥は田口を連れ、遺体発見現場のMRI室へ。田口は宇佐見を同行させようとするが、白鳥はその必要はないと追い返してしまう。白鳥は警察に情報が伝わることを警戒していたのだ。友野を殺害した犯人が院内にいるとすれば、警察のAiセンター潰しの格好の標的になるという白鳥の言葉に、田口は白鳥が身近な人物を疑っていると知る。
MRI室でガスの発生源を調べ始める白鳥。田口はMRIに必要な液体ガスが部屋に常備されていることに気付く...。
4 4 2人目の不審死
8/2/11
友野(矢柴俊博)が謎の死を遂げた夜、斑鳩(高橋克典)は東城医大を訪れ笹井(小西真奈美)と密かに会っていた。この事実を知った白鳥(仲村トオル)は、警察庁に押しかけて斑鳩を追及。だが、斑鳩は悠然と笑みを浮かべてしらを切り、Aiの推進に躍起になる白鳥に何か裏の思惑があるのではないかと意味深なことを告げて挑発する。
一方、Aiセンターには新たな遺体の鑑定依頼が舞い込んでいた。死亡したのは杉山和夫(竹内宣二)という60歳の男性。東桜宮病院で前立腺がんの手術を受けた翌日、脳梗塞を起こして急死したという。だが、遺族は手術に問題があったのではないかと疑い、司法解剖を要請。医療過誤の疑惑を晴らしたいと、院長の中野貴弘(菅原大吉)が死後に撮ったCT画像の鑑定を島津(安田顕)に依頼してきたのだ。
島津は全身のCT画像をくまなく調べるが、手術にミスのあった痕跡は見当たらず、死因は病院側の主張する脳梗塞に間違いないと診断。田口(伊藤淳史)と島津は遺族にそのことを告げるが納得してもらえず、院長と組んで医療ミスを隠しているのではないかとあらぬ疑いまでかけられてしまう。
遺族に詰め寄られ困り果てる田口らの前に白鳥が現れ、解剖で遺体を徹底的に調べることを遺族に提案。呆気にとられる田口らをよそに笹井に解剖を依頼する。Aiですでに診断結果が出ているにも関わらず、強引に解剖をさせようとする白鳥の意図がわからず戸惑う田口。
この後、笹井と田口に解剖を託して病院を出た白鳥が向かったのは、杉山が亡くなった東桜宮病院だった。執刀医の小嶋秀一(東根作寿英)をつかまえ、手術にミスはなかったのかと詰め寄る白鳥。そんな中、院内で不審な話を耳にする...。
5 5 20年目の復讐
8/9/11
東城医大のMRI室で、左目を撃たれて殺害された北山(尾美としのり)の遺体が発見され、そばに拳銃を手にした島津(安田顕)が倒れていた。第一発見者の宇佐見(福士誠治)は、現場で発砲してきた島津を取り押さえるために気絶させたと証言。北山から賄賂疑惑を追及され、逆上した島津の犯行に違いないと断言する。
友野(矢柴俊博)に続き、Aiセンターに関わる者がまたMRI室で殺されたことにショックを受ける田口(伊藤淳史)。白鳥(仲村トオル)は、収賄の事実を握りつぶそうとした島津が、秘密を知った友野と北山を殺害した連続殺人の可能性があると告げ、田口をがく然とさせる。医師が院内で連続殺人を起こしたとすれば、東城医大の信頼は失墜し、存続の危機に陥ってしまう...。
そんな折、司法解剖のために運び出された北山の遺体が東城医大に戻ってきた。斑鳩(高橋克典)が笹井(小西真奈美)に解剖を担当させるよう宇佐見に命じたのだ。斑鳩が笹井と手を組んで何かを隠そうとしているとにらんだ白鳥は、解剖前の遺体を密かに運び出してAiを決行。しかし島津の容疑を晴らすものは見つからなかった。
翌朝、警察庁には斑鳩に激しく詰め寄る宇佐見の姿があった。北山が殺された事件をどのマスコミも報道していないのだ。事件を明るみにし、Aiセンターを潰してやると息巻いていた宇佐見は出鼻をくじかれていた。
一方、東城医大でも事件が報じられていないことに田口らが首を傾げていた。そんな折、所轄の刑事・玉村(中村靖日)が島津の手や着衣から硝煙反応が出たと白鳥に知らせてきた。島津の容疑がますます濃厚になったにもかかわらず、事件をあえて発表しない斑鳩が何を企んでいるのか不審を抱いた白鳥は田口を連れ、笹井の手で北山の司法解剖が行われようとしている解剖室へ向かう。すると解剖室には笹井の解剖に立ち会う斑鳩の姿があった...。
6 6 完全犯罪のメロディー
8/16/11
父親の墓参りに来ていた笹井(小西真奈美)の前に斑鳩(高橋克典)が現れた。斑鳩は解剖した北山(尾美としのり)の遺体に不審な点はなかったかと尋ねるが、笹井は何かを隠すように異常はなかったと口をつぐむ。
田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、墓地から東城医大に戻って来た笹井と斑鳩に出くわす。白鳥は笹井が解剖中に何かを見つけたかのように一瞬手を止めたことを追及。斑鳩もまたその瞬間を目にし、笹井が見つけたものを聞き出そうとしていたのだ。
さらに白鳥は、笹井には北山を殺す動機があったと指摘し、真犯人にとって不利益になる証拠を解剖中に見つけたのではないかと揺さぶりをかける。笹井は否定するが、島津(安田顕)が北山を撃つところを誰も見ていないと白鳥に聞かされて絶句。このままでは20年前と同じ冤罪を生むことになるという田口の言葉に動揺を見せる。
島津の容疑を晴らそうと、録音していた事件発生時の音声を聞き直した田口と白鳥は不審なことに気づく。常にクラシックがかかっていたMRI室から事件当時に流れていたのはモーツァルトの曲。だが、ここにCDを持ち込んだ友野(矢柴俊博)は大のモーツァルト嫌いで、モーツァルトのCDなどあるはずがないのだ。
2人はMRI室のCDを調べるが、やはりモーツァルトは1枚もなかった。白鳥はCDを持ち込んだのは犯人だと推理する。犯人がモーツァルトの曲と一緒に銃声を録音したCDをかけ、そのとき北山が撃たれたと田口らに思い込ませたのではないか?
白鳥の推理通りなら、銃声よりも前に北山を殺した犯人が殺害時刻を偽装し、島津に罪を着せて逃げることも不可能ではない。犯人が隠したと思われるCDを見つけ出そうと、MRI室を捜索する田口と白鳥。そんな中、2人は荷物の陰に隠れていた扉を見つける。その奥には、東城医大に勤める田口ですら知らない"部屋"があった...。
7 7 真犯人
8/23/11
斑鳩(高橋克典)に与えられた島津(安田顕)逮捕までの猶予はあと1日。北山(尾美としのり)を殺害した銃弾が、拳銃から発射されたものではないことを突き止めた田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は桜宮署へ。玉村(中村靖日)に頼み込み、島津が犯行に使ったとされる拳銃と弾丸を調べる。拳銃は中国製のトカレフだった。同じく中国製の弾丸を見た白鳥はある重要なことに気づく。
田口と白鳥が東城医大に戻ると、最新の縦型MRIを見学に来た大学教授がMRI室を訪れていた。田口は教授が撮った脳の画像が、以前、友野(矢柴俊博)に撮ってもらった自分の画像より不鮮明なことに気づき、不審を抱く。
一方、白鳥はMRI室に転がっていたあるものに着目。これを使い、MRI室でしかあり得ない方法で北山が殺されたこと、その方法は1人では実行できず、共犯者がいたことに気づくが、それを証明する手立てがない。田口と白鳥に残された時間はあと14時間。白鳥は真相を確かめる"賭け"を田口に提案する。
その頃、警察庁では軟禁状態で取り調べを受けていた島津がいら立ちを募らせていた。斑鳩が逮捕は明日だと告げると、島津は急に笑い出し、「俺の無実を証明する切り札がある」と挑発的に言い放った。
北山の葬儀で宇佐見(福士誠治)と会った斑鳩は、島津が漏らした証言が事件に大きな矛盾を生じさせていると言い、北山に近すぎると宇佐見を捜査から外す。絶句する宇佐見に斑鳩は、明日に迫った松崎事件の再審判決の報道を島津逮捕の第一報で打ち消すと約束し、北山の死は無駄にしないと宇佐見をなだめた。
そこに現れた田口と白鳥は、事件の本当のからくりがわかったと告げ、斑鳩と宇佐見を交えて現場で検証をしたいと東城医大に招く。そして期限まであとわずかとなったその日の夕方、笹井(小西真奈美)や玉村、宇佐見ら事件関係者がMRI室に顔を揃える中、田口と白鳥の検証が始まった。田口が「答えはすべて、それにあったんです」と指差した先には、北山が中で絶命していた縦型MRIが...。
8 8 貫通
8/30/11
北山(尾美としのり)の死が覚悟の自殺で、島津(安田顕)を陥れようと仕組まれたものだったことを暴かれた宇佐見(福士誠治)は田口(伊藤淳史)を撃って逃走。肩に銃弾を受け、多量の出血で意識を失った田口は救急救命センターに運び込まれた。田口は奇跡的に一命を取りとめ、翌朝、意識を取り戻した。田口を見舞った白鳥は、銃弾が肩を貫通していたことを佐藤(木下隆行)から聞き、北山の事件に残されたある謎に気づく。
一方、斑鳩(高橋克典)は部下に命じて逃亡した宇佐見を探すが、行方は一向につかめない。銃を所持している宇佐見は危険だという部下に斑鳩は、最悪の場合は射殺もやむを得ないと冷酷に告げる。
そして斑鳩はようやく開放されることになった島津を東城医大に送り届ける。島津は「警察が無実の人間に頭を下げる日」と、今日が20年前の冤罪事件の再審判決が出る日であることを斑鳩に告げ、自分にも謝罪を要求する。島津のただならぬ気迫から、斑鳩の脳裏にある疑惑が浮かぶ。
まもなく、20年前の事件の判決が出た。犯人として逮捕された松崎行雄(六平直政)は"無罪"。冤罪であることを司法が認め、窮地に陥った警察は記者会見を開く。もはや謝罪は避けられない斑鳩の言動を、田口らは固唾を呑んで見守るが、そのしたたかな対応にあ然となる。
斑鳩はこれまでひた隠しにしてきた北山の自殺を発表したのだった。事件の捜査責任者だった北山が、誤ったDNA鑑定を信じたことを苦に命を絶ったと涙をにじませながら語り、報道陣の同情を誘う。当時鑑定を行った笹井(小西真奈美)の父親にすべての責任があるよう匂わせ、警察への追及をそらすことで謝罪を回避したのだ。そんな斑鳩の姿を映し出すテレビ画面を、硬い表情で見つめる笹井。
白鳥は斑鳩の計算高さに感嘆していた。三船(利重剛)は見事な芝居だと感心するが、田口には斑鳩の涙が芝居には思えなかった。
そんな中、白鳥は田口とともに新たに浮上した謎の解明に乗り出す...。
9 9 20年目の再犯
9/6/11
桜宮市内の川原で女子高生・三谷優花(戸井智恵美)の遺体が発見された。ところが目立った外傷が見当たらず、嘱託医の検視では死因が判明しない。そこで所轄の玉村(中村靖日)は再始動したAiセンターに鑑定を依頼する。
仕事に復帰したばかりの島津(安田顕)は意気込んでAiに臨み、CT画像から頭皮下血腫と肋骨骨折を発見。だが、事故か事件かを特定する死因を見つけることはできなかった。
そこで田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は笹井(小西真奈美)に解剖を依頼。ところがしばらくAiセンターと距離を置きたいと断られ、代わって教授の山岡(市川勇)が解剖を担当することになった。山岡は優花が意識を失った後、一度停止した心臓を何者かが再鼓動させた痕跡を発見するが、遺体の第一発見者が心臓マッサージを行ったと聞いて事件の可能性を否定する。
結局、解剖でも詳しい死因はわからず、山岡は事件性のない"心不全"と診断。若い女性でも稀に見られる、不整脈による突然死と断定した。この結果を須賀(市川知宏)から知らされた笹井は、遺体の状況からある疑念を抱き、解剖所見を熱心に調べ始める。
その夜、田口は島津に誘われて松崎(六平直政)のアパートを訪ねていた。誤認逮捕から20年ぶりに和解した息子の訪問を喜ぶ松崎と、ふいに咳き込む父親の体調を気遣う島津。互いを思いやる仲睦まじい父子の姿を田口は感慨深げに見つめる。
同じ頃、東城医大の解剖室では、笹井が密かに優花の遺体の再解剖を行っていた。山岡の解剖では発見されず、確認されなかったあることを自分の目で確かめようとしていたのだ。遺体の首にメスを入れる笹井。まもなく、山岡が見落としていたものを見つけた笹井は優花の死因を悟る...。
10 10 点と線
9/13/11
女子高生の優花(戸井智恵美)を殺害した容疑をかけられ、20年前の事件の無実も覆されようとしていた松崎(六平直政)が遺体で発見された。松崎の死因に納得できない島津(安田顕)は遺体のAi鑑定を強行。だが、事件性を示す不審な点を見つけることができない。落胆する島津に田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、松崎に快楽殺人の疑いが浮上していることを打ち明けられずにいた。
そんな折、島津は自宅の留守番電話に残された松崎のメッセージに気づく。松崎は20年前の取り調べで警察に握りつぶされた証言を島津に伝えようとしていたが、真犯人の名前を言おうとした矢先、何者かが家を訪ねてきた気配に電話を切り、その直後に突然死していたのだ。
死の直前、松崎に接触した者がいた。疑惑を深めた島津は笹井(小西真奈美)に解剖を依頼。その結果、首に不審な注射痕が見つかる。痛みや倦怠感を訴える患者が首にブロック注射を打つことはあるが、松崎のような肝不全では出血傾向が強く、医師がブロック注射を選択することはまずない。だとすれば、松崎は何者かに薬物を打たれて殺されたのではないか...?
田口は殺人の可能性があることを警察に連絡。科捜研が薬物の特定に着手し、松崎の死は一転、殺人事件として捜査が進められることになった。そんな中、白鳥はここ20年間に起こった未解決殺人事件の情報を調べ、3年前の事件に着目する。
翌日、白鳥は田口を誘ってとある河川敷へ。そこは、3年前の事件の現場だった。土手から転落したと見られていた被害者は女子高生。しかも、遺体の状況や殺された手口までが20年前の事件と同じだったのだ。2つの事件は同一犯と思われ、3年前は刑務所にいた松崎には犯行は不可能だ。
松崎の無実と、警察の追及を逃れて犯行を続けていた真犯人がいることを確信する田口と白鳥。そして白鳥は、20年前と3年前、そして優花殺しを繋ぐ一本の線に気づく。3つの事件は同じ川の河川敷で起こっていたのだ...。
11 さよならバチスタコンビ!殺人迷宮からの救出
9/20/11
笹井(小西真奈美)が宇佐見(福士誠治)に連れ去られたことを知り、騒然となる田口(伊藤淳史)ら。そんな中、法医学教室に笹井から電話が入った。一方、真犯人の手がかりを見つけ出そうと、殺された松崎(六平直政)のアパートを訪れた白鳥(仲村トオル)は島津(安田顕)から斑鳩(高橋克典)には気をつけるよう忠告される。まもなく、田口のもとに笹井から連絡があったことを聞きつけた斑鳩が現れ、宇佐見の身柄を確保するため、これまで警察がひた隠しにしてきた田口への発砲事件をあえて公表し、逮捕状を出したと話す。真犯人を追い、20年前の真実にたどり着こうとしている田口と白鳥。そしてまた同じく、事件の真相を突き止めるために動きだす笹井と宇佐見。彼らを待ち受けていた真実とは…!(C)海堂 尊「アリアドネの弾丸」(宝島社刊)/関西テレビ/MMJ
101 チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮PR
12/20/13
あの田口&白鳥コンビが帰ってくる!
今度の舞台は終末期医療。"死"を司る桜宮一族。鉄壁の絆とプライドを持つ一族が守ろうとした"秘密"とは?
田口&白鳥コンビの最後の闘いが今、始まる...
伊藤淳史演じる"人のいい心療内科医"田口公平と、仲村トオル演じる"厚生労働省の変人官僚"白鳥圭輔が、笑いと絆の絶妙なコンビ感で新しい医療ドラマの分野を開拓してきたチーム・バチスタシリーズ。今まで、心臓外科、救命救急センター、法医学など、ミステリーでありながらもさまざまな現代医療の問題点を描いてきたが、今回取り上げるのは終末期医療。舞台は終末期医療を主としつつ周辺の死因不明遺体の検死も行う地方病院「碧翠院(へきすいいん)」。
お馴染みの田口&白鳥の掛け合いはもちろん、新たに加わったキャスト陣とのやり取りも見ものだ。

About this show

田口(伊藤淳史)&白鳥(仲村トオル)の"チーム・バチスタ"コンビが挑む今度の舞台は"死因不明社会"。
Ai(死亡時画像診断)センターの設立をめぐり、新型MRIの中で起こった殺人事件。犯人は一体誰なのか? その理由とは? 真相を探るうちに見えてくる、現代のずさんな死因究明制度の闇。医療ミステリーのシリーズ第3弾。
今回、田口&白鳥のバチスタコンビが切り込むのは、死因不明社会。どんな遺体でも死亡時にMRIやCTを撮り死因究明の一助とするというAi(死亡時画像診断)センター設立に向け動き出した田口&白鳥。しかし、警察や法医学者の妨害に遭い、設置委員会の議論は紛糾。そんな中、Aiセンターの一室に導入されたばかりの縦型MRIの中で一人の男が死んでいた。なぜ殺されたのか? 一体誰が? 容疑者に浮上してきたのは、Ai設置委員会のメンバーたち。犯人を探っていくうちに浮かび上がる、それぞれの思いと現代の死因究明制度が抱える問題。果たして犯人は誰なのか? その死因は明らかにされるのか?

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